北本市史 通史編 現代

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第2章 都市化から安定成長へ

第7節 学校教育の発展と進む社会教育

3 社会教育の進展

公園の整備
緑豊かで自然に恵まれた北本にも都市化の波がおしよせ、年々宅地開発が盛んになった。かつては路地や空き地が子供の遊び場となっていたが、交通量の増加や宅地化の進行により遊び場もしだいに減少した。そのため市では、子供のための公園確保、自然保護を兼ねた公園建設を計画した。昭和四十八年に着手した公園建設工事は、二億五五〇〇万円を費(ついや)し、翌四十九年三月完成した。二・九ヘクタ—ルの敷地に児童館、遊具、屋外劇場、のちにはプールも備えた立派な北本市子供公園の誕生である。

写真72 公園で遊ぶ子供たち

こののちも、子供が遊ぶための公園整備は、表53のようにつぎつぎと、市内各地区で進められている。
社会体育充実のための運動施設は、すでにふれた天神下運動公園が整備されたのを契機に、三地区にスポーツ広場が設置され、市民の体力向上に貢献している。運動施設を兼ねた最大の公園作りは、昭和五十八年に事業が開始された北本総合公園計画である。北本高校に隣接する一〇万六〇〇〇平方メートルの広大な水田を整備し、多目的運動場、野球場、テニスコート、バレーコート、体育館、緑地公園を設置する計画で着工され、工事が急がれている。北本総合公園が完成すると近隣にはない総合的な施設となり、体育振興とレクリエーション活動のうえで、大きな期待が寄せられている。

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