北本市史 通史編 現代

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第2章 都市化から安定成長へ

第7節 学校教育の発展と進む社会教育

3 社会教育の進展

社会敎育施設の充実
昭和四十四年に独立の公民館として開館した北本町中央公民館は、四十六年十一月の市制施行により北本市中央公民館と改称され、さらに、五十四年三月、勤労福祉センターが完成すると、同七ンター内に移転された。
表55 社会教育関係施設
開館年度施 設 名第二次生活圏域
昭和54年勤労福祉センター東地域コミュニティ委員会
55コミュニティセンター北本団地コミュニティ委員会
59中央公民館本町・西高尾コミュニティ委員会
60南部公民館南部コミュニティ委員会
61東部公民館中央地域コミュニティ委員会
62西部公民館西部コミュニティ委員会
63北部公民館東間・深井地区コミュニティ委員会
平成2中丸公民館中丸地区コミュニティ委員会

(『北本生涯学習市民学苑都市構想』より引用)


その後、昭和五十九年四月の北本市文化センターの竣工(しゅんこう)にともなって、中央公民館は文化センター内に移り、活動を拡充することが可能となった(表56参照)。

写真74 公民館での書道教室

平成2年

公民館は地域における社会教育活動の中心施設として重要な役割を担っている。特に、市民の生涯学習の場として中心的な施設となるものである。全国的に生涯学習が叫ばれる中、北本では、昭和五十九年から毎年のように公民館建設を行い、生涯教育の場を求める市民の要望を満たしてきた(表55参照)。公民館側も、積極的な活動を展開し、地域住民の教養向上、健康増進、生活文化の振興などに大きく貢献している。
公民館建設は、コミュニティ活動の進展という視点から考えても重要な要素を有している。昭和三十年代末からの人口増加は主に社会増によるものであることはすでに見てきたとおりだが、社会増は、住民間の連帯意識を薄める一因となった。そのため、市では、地域の連帯感を強めることを目的として、コミュ二ティ施設の建設を計画することになった。まず、市内が八つの圏域(けんいき)に分割された。圏域の単位は、小学校通学区域を目安として八分割され、圏域ごとにコミュニティ委員会が設置されることとなった。さらに、各圏域に一つずつのコミュ二ティ施設が計画され、表55に示すようにおもに公民館が、コミュニテイ施設として建設された。平成二年度の中丸公民館完成により、八圏域のコミユニティ拠点施設がそろうことになり、地域のコミュニティ活動の振興に多大な貢献(こうけん)がなされることとなった。
表56 中央公民館利用状況と事業概要
(1) 昭和63年度中央公民館利用者実績    (単位:人)
施設名利用日数利用人数
ホール 150日 63,237
第1研修室 2287,192
第2研修室 2014,034
第3研修室 1604,059
第4研修室 1881,958
創作室 901,857
第1会議室 1618,041
第2会議室1483,403
第3会議室 17411,196
第4会議室 2064,343
第5会議室 1902,975
和 室 2125,004
練 習 室 2745,642
展示ホール 7914,183
プラネタリウム 15110,717
屋上児童室 エントランスホール1395,942
合  計153, 787
(2)平成元年度中央公民館主催事業計画の概要
   学級・講座・教室・展示室       (単位:人)
分野事業名回数定員
少 年 教 育子ども公民館あそびの広場創作ゼミナール1540
演劇コース840
陶芸コース230
創作コース630
子ども天文クラブ2130
青年教育青年教室1130
家庭教育のびのび子育てセミナー1245
親子ふれあいセミナー1245
であいふれあい親子講座545
婦人教育婦人教育セミナー1245
婦人ボランティア養成講座1240
女性のためのくるま教室530
成人教育市民大学講座1250
外国人に学ぶ英会話初級講座1050
救急員認定養成講座630
高齢者教育考人学級18120
高齢化社会を考える集い1710
文 化 振 興子ども劇場12100
青少年創作活動音楽ルーム15020
青少年音楽大会1710
青少年名作映画劇場1710
文学講演会1710
天文講演会2200
ボランティア養成講座手話講習会1640
点字講習会740
親子ふれあい事業ウォーク・ラリー大会130グループ
育  成北本プロムナード12
学習活動2
展示作品展示・発表その都度
そ の 他中央公民館祭1
平和を考える集い1710
消費生活セミナー4100
消費者懇談会3
公民館だより発行4

(平成元年度『北本の教育』より引用)

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