北本市史 資料編 自然

全般 >> 北本市史 >> 資料編 >> 自然

第4章 北本の気候

はじめに
北本市における気候をとらえるために本章でとった方法は、第一に中規模(メソスケール)気候から北本市がいかなる位置にあるかを把握することである。第二に小気候の分野で扱う、北本市内の気候特性を明らかにすることである。第三は気候と人間生活との関わりを重視して気象災害をとり上げる。第四に北本市内で収集した天気俚諺(天気についてのことわざ)を分類した。
北本市は夏に気温が高く、冬には乾燥した北西の風が強い。また年間を通して降水は少ないが、特に冬は少なく、表日本の典型的な気候である。さらに北本市内では、一般に北本駅から東の旧北本宿市街地が高温で西の荒川に近い地域が低温となる。北本市は気象災害が少なく、土地の古老に伝えられた天気俚諺には、動植物や自然現象を観察した結果と生活の状況がよく表われている。

<< 前のページに戻る