北本市史 資料編 自然

全般 >> 北本市史 >> 資料編 >> 自然

第4章 北本の気候

第3節 北本の気象災害

北本市では気象災害(火山、地震、風水害、雷雨、降ひょう、雪害など)は他地域と比べて少ないと言える。これは北本市の地理的位置および地形によるものである。北本市の大部分は関東平野の中央部に位置しており、大宮台地の中で最も標高の高いところに位置している。このため、水害をうけにくく、雪害、地すべり等も特記すべき記録として残っていない。しかし、内陸的気候のため気温差が大きく、寒干害が発生しやすい。寒干害とは降霜を伴わないが異常乾燥を伴う冬期の低温による生育遅延、霜柱のための断根等による被害のことである(図23・24)。

図23 寒干害発生地帯図

凡 例(参 考)

被害発生地帯 被害面積4,570(ha) 
(麦)麦 うち 30%以上822(ha)  
(野)野 菜被害量 10,300(t)  
(果)果 実被害見込み
全額
506(百万円)
(茶)茶 

1974年(1979年 関東農政局統計情報部「干害・ひょう害 雪害・寒干害」より)


図24 寒干害発生地帯図

凡 例(参 考)
被害発生地帯 被害面積1,230(ha) 
(麦)麦 うち 30%以上 - 
(野)野 菜被害量 662(t)  
(果)果 実被害見込み
全額
119(百万円)
(茶)茶 

1977年(1979年 関東農政局統計情報部「干害・ひょう害 雪害・寒干害」より)


<< 前のページに戻る