北本市史 資料編 自然
第7章 北本の動物
第2節 北本の水生動物
4 水生昆虫
②赤堀川の水生昆虫赤堀川の流域は水田が広がり、水路が多数ある。夏期は水量が多く、ヤナギモ、マコモなどの水草が生えている。タマリフタバカゲロウ、ホソミイトトンボ、コシマゲンゴロウ、キベリヒラタガムシなどが多数生息している。しかし、冬期は水量が減り、家庭雑排水の流入により、水は浄化されず、水生昆虫は見当たらない。
タマリフタバカゲロウは平野部の小川や水路に普通に見られる。
ホソミイトトンボは川岸の水生植物が多く繁るところに生息する。キベリヒラタガムシは水田の周囲や溝などに普通に見られる。水質汚染に対して、強い水生昆虫である。