北本市史 資料編 原始

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第2章 遺跡の概要

第2節 江川流域の遺跡

勝林遺跡 (大字下石戸上字上手・本村)
この遺跡は、本町七・八丁目集会場の南側にひろがる複合遺跡である。地形的には江川の左岸に面し、標高二〇~二一メートルで、谷底の沖積面にある。
散布している遺物は、縄文時代中期の勝坂式土器や古墳時代以降の土師器類などであって、散布範囲は八〇×二〇〇メートルに及んでいる。
平成元年現在、未発掘であり詳細は不明であるが、縄文時代と古墳時代の集落跡が埋存していると推察される。
図157の1は、縄文中期の土器片、2は平安時代ころの土師器(はじき)の皿の底部である。

図157 勝林遺跡出土遺物拓影図

図158 勝林遺跡位置図

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