北本市史 資料編 原始

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第2章 遺跡の概要

第2節 江川流域の遺跡

台原Ⅱ遺跡 (大字下石戸下字台原)
この遺跡は、台原地区の南端近くに所在し、西方には江川の低地(湿田)、南側から東側にかけては榎戸遺跡群が立地する蔵引の枝谷があって、両低地に挟まれた高燥地に立地している。標高は二一メートルで、周囲の低地との比高は二メートルである。
現状は畑地で、七〇×一〇〇メートルの範囲に縄文時代中期の加曽利EⅢ式土器の破片や奈良~平安時代の土師器の破片などが散布している。発掘調査をしていないので、遺跡の詳細はわからないが、南向きの緩斜面でもあるので最低数軒の住居址が埋存しているものと考えられる。

図186 台原Ⅱ遺跡位置図

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