北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第10章 民俗芸能・遊戯

第1節 民族芸能

3 万作

上演時期・場所
秋に万作を習得して、初舞台は北袋神社の春の祭で、これが舞台開きだった。この時に舞台を作ったのは自分たちである。
その後は、定期的にするのは十一月十五日のトウロウのときで、他所から依頼されて出て歩くことが多かった。時期は八、九、十、十一月が多く、十二月は少なかった。一番多いのは十月で、五回くらいでかけた。三晩も四晩も続けて出かけることもあったという。場所は、鴻巣、騎西、熊谷などの祭であった。依頼されるのは万作と囃子がセッ卜であり、七、八人から十四、五人で行った。万作を先にして、最後に三十分くらい囃子をして、お客を送り出すのだという。

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