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第10章 民俗芸能・遊戯

第2節 民謡

3 余興歌

飴売り歌
もともとは「ヨカヨカ飴屋」なる行商人が客集めに歌ったものだが、いつのまにか宴席などで歌いだされているうちに定着したものである。
一、ハーエー よかよか飴屋さんの いでたちは
  頭にや盤台手 にゃ太鼓
  そのまた飴屋にゃ 誰がなる
  世間の道楽 わしがなる
  そのまた女房にゃ 誰がなる
  仕事のきらいな わしがなる
  小夜のヨイ
  中山通る時 あまたの虫が 鳴いておる
  松虫鈴虫 くつわ虫
  中でヨイ にくいのは きりぎりす
  中のヨイ よい中きれと鳴く
  読めばヨイ この先ゃ長いけど
  ここいらあたりで 止めます
  ヤーレー
(「埼玉の民謡」から)

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