北本市史 民俗編 民俗編一覧

全般 >> 北本市史 >> 民俗編 >> 民俗編一覧

第10章 民俗芸能・遊戯

第2節 民謡

3 余興歌

おいとこ節
「おいとこそうだよ」ともいうが、もともとは踊り念仏を俗曲化した演目の一つで、念仏講の余興や座くずしに歌われた。
一、おいとこそうだよ紺の暖廉に
  伊勢屋と書いてだんよ
  お梅十六 十代伝わる 粉屋の娘 だんよ
  なるほどよい娘だ あの娘と添うなら
  三年三月でも 裸でバラも 背負いましょ
  水も汲みましょ
  手鍋下げましょ なるだけ朝は 早起き
  上る東海道は 五十と三次
  粉箱やっこらさと かついで
  歩かにゃなるまい おいとこそうだよ
(「埼玉の民謡」から)

<< 前のページに戻る