北本市史 民俗編 民俗編一覧
第11章 伝説・世間話・昔話・諺
第1節 伝説
8 左甚五郎が一夜で作った大御堂だから、下柏間の大御堂は、箱棟(はこむね)になっていた。現在は、焼けてしまってない。
▽話者・・・・・・・木村重雄さん (常光別所大正三年生)
b 左甚五郎作という大堂が、無量寿院とならんであった。厚さが一尺もある草屋根の大きなお堂だったが、葺替えが出来なくなってしまい、笠原の郷地のなんとかいう寺に売ってしまった。屋根は瓦葺きになり、少し形も変わってしまった。
▽話者・・・・・・・長谷川憲吉さん(常光別所明治三十八年生)