北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第12章 民俗の変化と変貌

第2節 人生儀礼

オクイゾメ
百日目のオクイゾメをしたか。比率の高い順にあげると、第一位が小石をおぜんに飾った(三三.二%)、第二位が実家から茶わんやはしが届いた(三二.七%)、第三位が実家を呼んでお祝いした(二三.八%)などとなっている。特に何もしなかったは、ニニ.三%である。
①小石をおぜんに飾った 地区別で比率が最も高い地区は、荒井・高尾地区(五一.四%)、二位が北本地区(四六.七%)、三位が下石戸下地区(三五.九%)である。比率の最も低い地区は、公団地区(四.八%)である。世代別では、明治四〇.八、大正三二.九、昭和三〇.一%で、次第に消滅している民俗である。
②実家から茶わんやはしが届いた 地区別で比率が最も高い地区は、深井・宮内地区(四一.三%)、最も低い地区は、公団地区(十九.〇%)である。世代別では、明治三一.六、大正二七.四、昭和三六.八%で、昭和になって増加している。
③実家を呼んでお祝いした 地区別で比率が最も高い地区は、東間地区(三九.一%)、最も低い地区は、公団地区(十四.三%)である。世代別では、明治ニ一.一、大正二八.一、昭和二〇.九%となっている。

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