北本市史 民俗編 民俗編一覧

全般 >> 北本市史 >> 民俗編 >> 民俗編一覧

第12章 民俗の変化と変貌

第2節 人生儀礼

五月目のハラオビ
長男(長女)を産む時五月目の腹帯をしめたか。その腹帯は何を使ったかについて、比率の高いものからあげると、第一位が実家から届けてきたもの(四六.五%)、第二位が自分で買った(三一.七%)、第三位が遠方の名社で受けた(四.一%)、第四位が近くの産神で受けた(一.八%)、第五位が市内の神社で受けた(〇.八%)、第六位が地区の氏神で受けた(〇.五%)、第七位が夫のフンドシを使った(〇.三%)などとなっている。なお五月目の腹帯をしめなかった(〇.五%)と無回答(十三.八%)の比率の計は十四.三%、五月目の腹带をしめたと回答した人は全体の八五.七%である。腹帯は実家から届けてくる場合が半数ほどで、そうでない場合は自分で買って、ほとんどの人が締めている。
①実家から届けてきたもの 地区別で比率が最も高い地区は、本宿・北中丸地区(六三.四%)、二位が東間地区(六〇.九%)、三位が荒井・高尾地区(五四.二%)である。比率の最も低い地区は、公団地区(十四.三%)、低い率二位は本町地区(二六.七%)、低い率三位は下石戸上地区(二六.七%)である。
②自分で買った 地区別で比率が最も高い地区は、公団地区(五七.一%)、二位が本町地区(四六.七%)、三位が下石戸下地区(四六.二%)である。

<< 前のページに戻る