北本市史 民俗編 民俗編一覧
第2章 社会生活と親族
第2節 村の中の区分とつきあい
1 村の中の区分
山中山中は昔は一〇戸そこそこだったそうである。今は九〇戸くらいある。山中には田は無く畑だった。
村が小さいので、内部は区分されていない。近隣組があるだけである(後述)。神社の祭祀も、消防の組織も代参講も他の村と合同して行っているほどである。
かって、山中の男子は青年団を抜けると消防団へ入った。北本宿・常光別所と合同したりした。昔は、不動堂に倉庫があって、龍吐水やバケッが置いてあったという。今は、常光別所と合同している。一戸から一人加入が原則だった。今は第四分団となって山中から二名出ている。