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第3章 農業と川漁

第6節 川漁と狩猟

1 川漁

(2) 釣漁
釣糸
戦前まで釣糸は、自宅で飼っていた蚕の繭から糸をひいて作ったものである。機で織るときの糸は灰でアクヌキをしてケバ立たせるが、釣り糸はケバ立っているのは向かないので、アクヌキせずヨリ屋へ持っていき撚(よ)ってもらった。この糸の太さは、木綿針ほどであった。

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