北本市史 民俗編 民俗編一覧

全般 >> 北本市史 >> 民俗編 >> 民俗編一覧

第6章 衣・食・住

第1節 衣生活

3 娘時代

針 供 養
お針をしていた時代には、「針供養」という行事があった。石戸宿あたりでは、二月八日にお針子が師匠のうちに集まって飲食した。お針子が特別にお参りに行く神社というのはなかったようだという。宮内あたりでは、二月八日や正月二日に、近所の同じくらいの年齢の人が集って、早起きして桶川市加納の天神様にお参りした。そのとき、使っていた針や折れ針を天神様の池にぶっ込んできた。帰ってからみんなで赤飯や五目飯を作って食べた。

<< 前のページに戻る