北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第9章 年中行事

第1節 正月行事

4 六日までの行事

仕事始め、初荷
二日は仕事始めである。農家では、縄ない、筵編み、俵編みなどの藁仕事をした。職人(大工)の家では職人の神様とされる聖徳太子の掛け軸を床の間に掛け、大工道具のチョウナ、サシガネ、スミツボなどを前に飾り、仕事始めをした。この日は、運送関係者の初荷の日でもある。また、子供は書き初めをした。親戚の家に持っていくと、褒美に五銭とか十銭小遣いを貰えたので、それが楽しみだった。

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