北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第9章 年中行事

第2節 春から夏の行事

2 二月の行事

神願祭
神願祭は二月十一日ごろ行われる、別所の白山様の祭りである。地元の人々はジンガマツリと呼んでいる。疫病よけの祭りで、祭りの当日午前中に神願縄をなう。当番に当たった組の者が、藁をすぐって大きな注連縄のようなものを作り、その縄に蘇民将来の木製のお札を刺す。この神願縄は、もとは白山神社に神願杉という大杉が二本立っていて、そこに張っていた。現在では無量寿院の山門のところに掛けておく。掛け終わると寺のお坊さんが拝んでくれる。

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