北本地名誌

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Ⅱ 大字の沿革

14 花ノ木

〔近世〕 江戸期~明治22年の村名
足立郡鴻巣領のうち。郷荘名は不詳。はじめは幕府領であったが、元禄10年(1697)旗本前田・岡両氏の相給となる。検地は寛永6年(1629)。 村高は「田園簿」で71石余、うち田47石余・畑24石余。村の規模は東西11町、南北4町余。用水は天水を使用。化政期の家数13軒。高札場は2か所。鎮守は稲荷社、寺院は新義真言宗花木山高蔵寺。
明治4年埼玉県に所属。同9年の戸数14、人口76人。高蔵寺は明治4年に廃寺。主な物産に米・麦・大豆・小豆・甘藷などがあった。同12年北足立郡に所属、同22年中丸村の大字となる。
〔近代〕 明治22年~現在の大字名。はじめ中丸村、昭和18年から北本宿村、同34年11月から北本町、同46年11月から北本市の現行大字。人口は明治22年89人、昭和45年65人。大正15年一部を加納村(現桶川市)へ編入した。

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