北本地名誌

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Ⅴ 現行地誌篇

1 大字篇

(4)高 尾
【成立】昭和46年11月3日【直前】北本町大字高尾【世帯】571 【人口】2,368
市の西部台地上に位置し、東西に長くのび、北は鴻巣市と接する。南部は大字下石戸上、荒井と複雑に入り組んだ境界で、互いに飛地が混在する。西部は荒川に臨み、河川敷には上沼と下沼を有し、荒川を隔て吉見町と相対する。東西に市道がのび、高尾橋を経て吉見町に通じる。中央には県道鴻巣川田谷線が走る。住宅の混在する農業地域で、特に県道以西は農村の姿を色濃くとどめている。
鎮守に氷川神社があり、寺院に新義真言宗西亀山泉蔵院(無住職)がある。市指定文化財に田島家地内にある「これより石と舟ところ」の石碑、今井家のエドヒガンザクラがある。荒川に臨む台地一帯は遺物の包含帯で、高尾遺跡、宮岡遺跡、東谷足遺跡、城中遺跡がある。字宮岡には荒井橋(昭和15年建設)記念碑と昭和38年建立の土地改良記念碑がある。なお、荒井橋は木造の冠水橋であったが、現在鉄橋を架設中である。

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