北本の文化財

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【木造地蔵菩薩半跏像】

指定
市指定
種別
彫刻
指定年月日
平成8年8月28日
所在地
石戸6-284 地蔵堂

寄木造、玉眼で、漆下地に彩色している。右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、左足を台座下に垂下して半跏する。
延命系の地蔵菩薩像で、全体に古格のある整った仕上がりである。頭部の造りや強い曲線を描く衣褶の彫り等には、鎌倉時代彫刻に通じる独特な調子の強さがあるものの、総体に刀の入りが浅く形式的な表現であり、室町時代後半の造立と考えられる。付属する錫杖・光背もこの時期のものと思われ、一体のものとして指定する。
かつて、当地に所在した修福寺(天台宗)に付属する地蔵堂の伊東刑部左衛門尉祐頼なる人物が伊豆国より背負ってきたものとの伝承をもつ。
市内では数少ない中世彫刻の一つであり、当時の地蔵信仰を物語るものとして貴重である。

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