北本の絵馬

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【神功皇后と応神天皇】

神功皇后と応神天皇 八幡社蔵(43cmX58cm) (44cmX54cm)

鴻巣は、人形の町として古くから栄えていた。江戸時代には、おもに土雛・張子・押絵雛などを作っていたといわれている。絵馬は、明治40年鴻巣町の人形師小竹某氏が奉納したものである。押絵雛を貼付けた絵馬は県内でもめずらしく、図柄の松や旭日は、商売の繁盛を祈願したものと思われる。八幡社は、古く弘仁14年神功皇后を合祀し、貞観年間には応仁天皇説などが唱えられたが、図柄も右が神功皇后、左は応仁天皇を抱く武将、武内宿禰を配したものであろう。
次頁の絵馬も同じ図柄であるが、願主が小林村の加藤某夫妻であることから、あるいは安産祈願のため泰納したものであるかもしれない。

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