北本の仏像

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Ⅱ 各地区の仏像

1 中丸地区(旧鴻巣領)

 八幡社

八幡社 山中201 →(寺院詳細)

祖師堂の隣にある小社で、地元では山中の八幡様と呼ばれている。『風土記稿』山中村の項に見える八幡社に該当するものらしく、その創建は祖師堂よリー時代遡ることが知られる。本来この地は八幡社の境内地だったらしく、明治に入って建てられた祖師堂が庇を借りて主家を乗っ取ったかたちになってしまったようである。勧請年代は不明。


【木造八幡神像】

木造八幡神像

〔品質〕寄木造、彫眼、彩色
〔法量〕総 高 40.0
八幡社の御神体で、鎧、兜に身をかため、黒馬に騎乗する武人姿の八幡神像である。厨子奥壁に銘文があり、明治二十二年二月の造立であることが知られる。点眼主は日體とあり、やはり日蓮宗徒によって奉納されたものである。神像というよりは、武者人形に近い作品といえよう。

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