北本の仏像

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Ⅱ 各地区の仏像

2 石戸地区(旧石戸領)

 地蔵堂

地蔵堂 本町2丁目124 →(寺院詳細)

沿革不詳。小字勝林の地にあることから勝林地蔵堂とも呼ばれ、『風土記稿』には(付近にあった修験楊門院の持、と見える。境内に明応九年(1500)の年紀を持つ月侍供養板碑がある。


【木造地蔵菩薩立像】

地蔵堂 木造地蔵菩薩立像

〔品質〕一木造、彫眼、彩色(後補)
〔法量〕像 高 65.2 臂 張 20.2 腹 奥 12.2
地蔵堂本尊。延命地蔵と呼ばれ、奉納された赤欅に埋もれて厨子内に安置される。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ通形の地蔵尊で、丸彫の素朴な作風を伝える。その奥行のある頭部の造りなどは古風なものを感じさせるが、製作期は江戸中期に降るであろう。両手先及び表面の彩色は後補。

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