北本市史 資料編 自然

全般 >> 北本市史 >> 資料編 >> 自然

第7章 北本の動物

第1節 北本の陸生動物

4 昆虫類

(三) 蛾   類
埼玉昆虫談話会は、一九八五年に冬季を除き毎月一回の夜間の灯火採集を実施し、二八科四一二種の生息を確認した。都市化の進んだ埼玉県中央部としては、記録された種類がきわめて多く、しかも日本における蛾類の地理的分布上注目すべき種の生息が多数含まれている。
北本市産の蛾類の科ごとの種類数を表5に示したが、ヤガ科が約三七パーセントと多く、シャクガ科の一七.五パーセントの二倍強を占めること、メイガ科が二〇パーセントと多いことなどが、北本市の蛾相の特徴といえる。

表5 北本市産蛾類の科ごとの種類数
(市川和夫他、1986)
科 名 種類数 科 名 種類数 
マガリガ科 シャクガ科 73 
ボクトウガ科 ツバメガ科 
ハマキガ科 25 フタオガ科 
ミノガ科 カレハガ科 
ヒロズコガ科 カイコガ科 
スガ科 ヤママユガ科 
マルハキバガ科 スズメガ科 
キバガ科 シャチホコガ科 
マダラガ科 ドクガ科 
イラガ科 ヒトリガ科 14 
マドガ科 コブガ科 
メイガ科 83 カノコガ科 
トリバガ科 ヤガ科 153 
カギバガ科
トガリバガ科 28科 412種 

<< 前のページに戻る