北本市史 資料編 原始

全般 >> 北本市史 >> 資料編 >> 原始

第2章 遺跡の概要

第1節 荒川沿岸の遺跡

北袋Ⅲ遺跡 (大字荒井字北袋)

図8 北袋Ⅲ遺跡出土遺物拓影図

西側に荒川、東側に逆従の谷が入り、北方に突出した舌状台地の東縁に位置している。標高は三〇メートル台で、沖積低地との比高差は一〇メートルである。遺跡の広がりは南北一八〇メ ートル、東西五〇メートルである。北袋古墳群の東側に位置している。
採集遺物は少なく、図8の1は赤褐色を呈し、焼成は良い。撚糸文(よりいともん)を施文している。原体はLである。2は淡褐色を呈した無文部の破片である。ともに加曽利(かそり)E式である。


図9 北袋Ⅲ遺跡位置図


<< 前のページに戻る