北本市史 資料編 原始

全般 >> 北本市史 >> 資料編 >> 原始

第2章 遺跡の概要

第1節 荒川沿岸の遺跡

北袋IV遺跡 (大字荒井字北袋)

図10 北袋Ⅳ遺跡出土遺物拓影図

遺跡は、西側が荒川に浸食され、東側から北側へ逆従の谷によって浸食されて、北方に向かって突出した舌状台地の先端付近に位置している。標高は三一・ニメートルと最も高い位置である。遺跡の広がりは八〇メ ートル四方である。ほぼ半分が土取り工事で壊滅した。
採集遺物は少ない。図10の1は太い沈線による懸垂文と、単節縄文LRを施文している。2は胎土に砂粒を含んでいる。1は加曽利E式、2は堀之内式である。


図11 北袋Ⅳ遺跡位置図

<< 前のページに戻る