北本市史 資料編 原始

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第2章 遺跡の概要

第1節 荒川沿岸の遺跡

市場I遺跡 (石戸宿七丁目)
荒川に開口部を持つ谷が、樹枝状に分かれたなかの一つの小支谷に面して位置している。遺跡の広がりは南北五五〇メートル、東西は北側で一六〇メートル、南側でー〇〇メートルである。縄文時代早期の茅山下層式、古墳時代の土師器(はじき)片を採集している。
遺跡の中央が浅く浸食されて凹んでいる。地形の上からは凹みの北と南で遺跡を分けた方がよいのかもしれないし、西側が市場I遺跡、横田薬師堂北遺跡と接しており、将来調査が進んだ折りには、遺跡の範囲は大幅に変るかもしれない。

図88 市場Ⅰ遺跡位置図

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