北本市史 資料編 原始
第2章 遺跡の概要
第2節 江川流域の遺跡
勝林山中(かつばやしやまなか)遺跡 (本町五・六・七丁目)この遺跡は、市立西小学校の東南約一〇〇メートルにある。江川の左岸に面する台地谷内にあり、標高は二二~二四メートルで、江川の河床より一~二メートル高い。地形は、なだらかに西傾する。現状は、ほとんど宅地となってしまっている。
遺物の散布範囲は、七〇×七〇メートルに及び、奈良~平安時代の土師器(はじき)や須恵器の破片などが散布している。
この遺跡は、平成元年現在、未発掘である。
図154 勝林山中遺跡位置図