北本市史 資料編 原始

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第2章 遺跡の概要

第1節 荒川沿岸の遺跡

北袋Ⅰ遺跡  (大字荒井字北袋・大字高尾字中井)

図4 北袋Ⅰ遺跡出土遺物拓影図

遺跡は、荒川に逆従する支谷のさらに枝分かれした短い支谷の谷頭を西側に見下ろすように位置している。標高は三〇・九メートル。直下の沖積地との比高は八〜九メートルである。遺跡の広がりは東西七五メートル、南北一九〇メ —トルである。縄文時代中期の土器の散布地である。
図4の2は胎土に微細な石粒を多く含んでいる。色調は淡褐色。単節縄文を施文している。原体はRLである。
1も胎土に微細な石粒を多く含んでいる。色調は黄褐色を呈している。縦位に四本の浅い沈線を施文している。1・2ともに加曽利(かそり)E式。


図5 北袋Ⅰ遺跡位置図

写真3 北袋遺跡群航空写真

写真4 北袋Ⅰ遺跡現状

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