北本市史 資料編 近世
第2章 村の生活
第5節 宗門と戸籍
2 人別送り状
161 天保五年(一八三四)二月 上宮内村より足立郡篠津村へ人別送リ状(桶川市 滝沢繁雄家文書)
送り一札の事
百姓 彦七娘
と く
当午廿壱才
右の者、上加納村清右衛門殿媒人ヲ以、其村方御百姓清蔵殿妻ニ差遣申候処相違無之候、尤彦七宗門の義は代々真言宗深井村寿命院旦那ニ紛無御座、御法度の切支丹邪蘇宗門の類族ニは曽て無之候間其御村方宗旨人別ニ御書加可被成候、当村帳面相除可申為後日送り一札仍て如件
内藤重三郎知行所
武州足立郡上宫内村
名主 彦 兵 衛㊞
天保五年
午二月 日
篠津村
御名主中