第2章 村の生活

第4節 水の管理と争い

5　糠田村悪水路堀継出入一件

１５１　享保十七年（一七三二）十二月　足立郡糠田村悪水路堀継出入につき入用割合定
　　（鴻巣市　藤井真家文書）
　　　　　申定の事
此度糠田村より新堀願上候ニ付村々難義仕候間、今日寄合相談の上御訴訟ニ罷出候、依之江戸詰の義村々替り々々ニ可罷出候、入用諸事賄の義無遅滞村々面割ニて無間違急度差出し可申候
一江戸上下路用銭六百文
一宿払一夜百三拾弐文
一小遣諸事一日五拾文
右の外無拠入用御座候ハゝ無相違差出し可申、為其申合の一札如件
　享保十七年
　　　子十二月朔日
　　　　　箕田忖
　　　　　　名主　太右衛門　　㊞
　　　　　　組頭　孫右衛門　　㊞
　　　　　宮前村
　　　　　　名主　三左衛門　　㊞
　　　　　　組頭　小左衛門　　㊞
　　　　　登戸村
　　　　　　名主　強　　　助　㊞
　　　　　　組頭　弥五右衛門　㊞
　　　　　大間村
　　　　　　名主　麻右衛門　　㊞
　　　　　　組頭　八郎右衛門　㊞
　　　　　　名主　半右衛門　　㊞
　　　　　　組頭　権　兵　衛　㊞
　　　　　滝馬室村
　　　　　　名主　善　　　六　㊞
　　　　　　組頭　八郎兵衛　　㊞
　　　　　原馬室村
　　　　　　名主　勘　兵　衛　㊞
　　　　　　組頭　助右衛門　　㊞
　　　　　高尾村
　　　　　　名主　甚五右衛門　㊞
　　　　　　組頭　
　　　　　荒井村
　　　　　　名主　弥左衛門　　㊞
　　　　　　組頭