北本市史 資料編 近世

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第4章 寺院と文化

第2節 文化

3 芭蕉句碑

219 文化十五年(一八一八)春 松尾芭蕉句碑
  (荒井 岡野とく氏宅)
(碑表面)

      はせを翁

   いろ〱の
    ことおもひ
     出す桜かな

文化十五年戊寅春 井岷江建

資料219 芭蕉句碑

(荒井 岡野とく氏宅)


(碑裏面)
 クマカヤ
 月くれてちりおしのする桜かな   呂  律
 正能
 天が下となへは桜にうつろひぬ   宇  禄
 騎西
 舟遊とのしらぬ雲あり山桜   素  言
 小林
 散はこそ世に音もすれ山桜   引  蝶
 カウノス
 漣や桜に月のうすひたり   四  清
 江戸
 □もるみよいずるとしらぬ花に住   恭  阿
 
 木琴のさくらにあわぬ拍子かな   酒  佛
 カウノス
 日つもりもはつれの花の嵐かな   和  潤
 カウノス
 池水に雪のちる日をさくらかな   梅  戸
  
 無の花に月は木間の起さくら   可  水

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