北本市史 資料編 近代

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第2章 産業・経済

第2節 近代産業の発展

4 北本の特用農産物

138 昭和十年(一九三五)五月 石戸の製茶に最新式機械導入
  (『東京日日新聞』一〇・五・九)
トマトの加工品を内地をはじめ海外へまで大量輸出をなしトマト村としてあまりにも有名な鴻巣町在石戸村では、同村の開拓者トマト王田島忠夫・製茶王小島業三郎・村長矢部次郎三氏ほか村議自力更正委員等村有力者により協議の結果、トマトにつぎ「石戸の製茶」で全国的に販路を定め躍進すべく昨年来から種々準備中であったが
 今回矢部村長、小島・田島三氏等が幹部役で石戸村製茶組合を組織すると同時に一千円の補助を受け農林省の指定となり、今年一月以来敷地約六十坪に共同製茶場を建設中であったが、すでに竣工し、最新式製茶機十三台が取りつけられいよ〱来る十五日ごろから事業に着手されるが、開業に先きだち来る十二日午後一時から同村小学校に盛大な組合発会式をかね農林省指定祝賀会をあげることになった。当日は飯沼県知事をはじめ農林省から関係技師数名、農務課員数名その他隣接町村長等百余名が臨席するはず

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