第2章 産業・経済

第1節 近代初期の農業と水利

1　水利管理及び河川改修

93　明治十七年（一八八四）三月　荒井村地内荒川通川除自普請臨時村会議案
　　(荒井 矢部洋蔵家文書一〇九)
荒井村地内荒川通川除自普請臨時村会議案
第一条
　杭木五百四拾八本
　　但、荒川通字下沼耕地村持地内ヨリ下手川除並杭長延百六
　　拾五間皂カ所弐通打間ニ送り三本
　　外ニ百本字東原共有墓地立木ヲ以充之ツルモノトス
　　此代金百拾九円四拾銭
　　　内訳
一号
　杭木弐百六拾八本　長弐間末口三寸
　　此代金八拾円四拾銭　但、壱本ニ付金参拾銭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二十銭
二号
　杭木弐百弐拾本　長九尺末口三寸
　　此代金三拾三円　但、壱本ニ付拾五銭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　十二銭
三号
　杭木六拾本　長九尺末口三寸
　　此代金六円　但、卷本ニ付拾五銭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八銭
第二条
一金六円弐拾五銭　柵竹五拾束仕用
　但、売米ニ付金壱弐銭五厘卜算出ル如斯
　　　　　　　　　　　十銭
　通計金百弐拾五円六拾五銭

第三条
　　八十銭 　　　八十二銭
一人足及担当人日当トモー日一人ニ付金拾弐銭宛実費ヲ
以テ徴収スルモノトス

第四条
一川除普請諸費ハ渾テ地租ニ賦課スル者トス

第五条
一普請諸費補充トシテ千弐百三拾番字中岡共有墓地ニ生
　立タル杉木悪木拾本

（八）（六）（五五）（五五）（五二）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伐採ルモノトス
（五一）（五）（四八）（四六）（四三）

但、伐採ノ義ハ郡衙へ出願許可ノ上タルヘシ