北本市史 資料編 近代
第3章 北本の教育
第2節 近代教育の発展
4 通俗教育の普及
202 大正十三年(一九二四)九月 林間図書館の開催計画(『東京日日新聞』大一三・九・六)
読書欲をそゝった
林間図書館
県立図書館では読書趣味の普及と地方図書館設立促進のため延長事業として林間図書館を左記各地に開いた
△八月十六日北葛飾郡旭小学校(青年団五十名、処女会十名参集)
△二十日同郡金杉小学校(青年団四十余名参集)
△九月一日入間郡宮寺村出雲祝神社境内(青年団百名、処女(会脱ヵ)四十七名、児童百三名参集)
△二日同郡三芳小学校(幹部青年四十名、処女会口十五名参集)
これ等各村はいづれも図書館未設置町村であったが右に出張講演した田口司書は曰く「今回の企ては大いに地方の読書欲をそゝった、図書館設立計画中のものは勿論その他も計画をはじめた農村青年処女の熱心な読書ぶりを見てその自覚の程度も判り心うれしく感じた」と語った、更に引きつヾいて左記各地に行ふことになっていると
△九月四日児玉郡青柳
△五日同金鑚
△七日蕨町
△十四日北埼玉郡須賀
△十五日同郡志多見
△廿日大里郡吉岡
△廿一日寄居
△廿四日北足立郡石戸
△廿六日比企郡西吉見