第3章 北本の教育

第1節 近代教育の成立

167　明治八年（一八七五）九月　高尾学校費割
　　（高尾　田島和生家文書七一）
　高尾学校日割
五等校定額本年一月ヨリ六月迄
一金百拾四円
　　金四拾六円五拾銭　出資ノ生徒より可取立授業料ノ定額と差引御県庁より御下ヶ金高
　内
　　金六拾七円五拾銭　五等校（定脱カ）生徒より可取立授業料分然処抜書之通
　　　　内金三拾三円拾銭一月より六月迄授業料取立高
　合金七拾九円六拾銭
　　　此払
　　金六拾円　教員弐人給料
　　金拾弐円　別員三人給料
　　金四円五拾銭　僕使給料
　差引金三円拾銭　残除
　　外
　　金廿五円五拾銭六厘九毛　本年一月より六月迄学費〆書
　　金拾弐円三拾銭四厘六毛　新井弥兵衛旅用中替立過外同人より差出しニ付割賦ス
　　金拾八円拾銭　　　　　　本年六月より三月迄学費見込前取立

　小以金五拾五円九拾电銭
差引金五拾弐円八拾W銭皂厘五毛
　三か村高戸数割当
　高百石二付金弐円廿四銭电厘堂毛
　戸数彦戸二付金四銭
　高四百廿石四斗五升八合　原馬室村
　金九円五拾专銭五厘弐毛
　戸数弐百七拾弐軒
　金拾円八拾八銭
〆金廿円廿六銭八厘
高弐百八拾六石八升九合　　荒井村
　金六円四拾着銭老厘五毛
戸数百廿弐軒
　金四円八拾八銭
〆金拾杳円廿七銭五厘
　高六百拾石　　　　　　　高尾村
　金拾三円六拾銭七厘
　戸数百九拾軒
　金七円六拾銭
〆金廿臺円廿銭七厘
前書の通、別紙御写篤と御披見の上、当月廿日迄無相違
高尾学校事務取扱拙者方へ、御出金可被成候者也
　　高尾村
　　　明治八年九月十日 田島昌治㊞
　　　　　原馬室村
　　　　　荒井村　　拝見
　　　　　　事務所御中