北本市史 資料編 近代
第4章 社会生活と文化
第3節 解脱会
322 昭和九年(一九三四)五月 解脱の教五法則(解脱会本部蔵)
解脱教会本院 岡野聖憲
解脱の教護法則
一惟神之大道天地宇宙の神魂霊は祈らるる所に鎮魂満志満志天必ず其御威徳と御威光は如何に苦む人心身体の四百四病の外の苦も 必ず全快る 不可士心義に堪えないのであります
二大自然の法則は
日々 三則 朝 昼 夜
月々 三則 上 中 下
四期の運行は春 夏 秋 冬 如何なる文明化学のカにも及ばざる事の 大自然であります
三最高道徳 に進まれたいのであります 徳道に三道徳あります
努力せず 要求す (不道徳)
努力して 要求す (普通道徳)
努力して 要求せず(最高道徳)であります
是自然の恵を待のが最高道徳で有ます
四自我充実は身も家も国も世界も皆亡びるのであります
現世界の動きを観られたいのであります 自我充実は 無限であるからであります 自我没却は皆生られるの であります 其事由は何物も求め得ないから 自然の幸福に得られるのであります
その意味を自己反省して欲いのであります
五天地宇宙の法則は忠に孝 仁義礼 これ大日本国民の 神代時代以来の国宝であります 以上脱解教会の五法則であります
昭和九年五月八日