第4章 社会生活と文化

第1節 社会生活

6　戦時下の生活

296　昭和十五年（一九四〇）二月　警防団歌、同行進曲吹込蓄音器レコ—ド実费頒布に関する件
　　（深井　小林恒一家文書五二九）
　　昭和十五年二月三日
　　　　　　　　　　　　　　鴻巣警察署長
　　警防団長殿
　　　警防団歌、同行進曲吹込蓄音器レコ一ド
　　　実費頒布ニ関スル件
警防団歌及警防行進曲ハ大日本警防協会ニ於テ決定セラレタル処ナルガ、警防団歌ハ警防団式典其ノ他廉アル会合並行進等ニ於テ団員ヲシテ唱歌セシメ、又行進曲八団員ハ勿論一般国民ノ間ニモ広ク普及スルタメ、日本蓄音器商会(コロンビヤ)二於テレコ一ド吹込中ノ趣キニテ二月中旬ニハ作成ヲ見ル筈ナルモ此ノ際警防団員ヲシテ練習ヲ為サシムル為メ、同協会ヨリ警防団ニ該レコ一ド購入方慫懑有之タルニ付テハ、貴団内希望者ヨリ注文数取纏メノ上来ル本月七日迄ニ各派出所駐在所ヲ通ジ御報告相成度
追テ警防団歌及行進曲ハレコ一ド一枚ノ両面ニ吹込アリテ大日本警防協会取扱ニカ、ルモノハ代金ハ一円十銭
(市価一円六十五銭ナリ)ニシテ代金八レコ一ド着荷卜共ニ取纏メ送付相成度申添候