北本市史 資料編 近代

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第4章 社会生活と文化

第2節 文化

3 算額・剣術家

315 大正二年(一九一三)十月 五味信良翁碑
  (下石戸上五味正義氏蔵)
五味信良翁碑
   元帥伯爵 伊東 祐亨篆額
   正五位 島田剛太郎撰文
翁諱は信良定右衛門と称す、嘉永元年北足立郡石戸村に」生る、蓮見氏を娶り五男二女を挙く、資性忠厚衆の信頼す」る所となる、弱冠已に名主役と為り続きて戸長に選まれ」て公事に鞅掌する事廿余年治蹟大に挙れり、翁特に剣道」に長す、始め柳剛流の薀奥を極め、後高野佐三郎に就きて」小野派一刀流を学ぶ、明信分館長に挙げられ又警察嘱托」教授たり、翁又算数の学に通す、其道を教へ学を授くるや」熱心懇到諄々として倦む所なかりき、文と武と徳とを兼」ねし翁の如きは室に得難き人と謂ふへし、明治四十四年」享年六十四にて歿す、頃者知友門弟相詢って碑を建てん」と欲し文を余に嘱す、依て記して之に与ふ
 大正二年十月     岸井辰雄書
(裏面)
 顧問氏名・名誉賛助員氏名・有志氏名・石戸青年会撃剣部員氏名・剣道部員氏名・算術部員氏名・発起人氏名・幹事氏名(略)

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