北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第3節 災害

昭和二十二年(一九四七)九月、関東地方を襲ったキャサリン台風は埼玉県内にも甚大な被害を与えた。利根川や荒川の氾濫のため、広大な農地が濁流にのまれ、家屋の流失も多く、死亡者も一〇一名にのぼった。北本では、田間宮村(現鴻巣市)内の荒川決潰の影響で市域の一部が冠水し、また、一名が死亡した。資料131は、その際の災害復旧事業に対する補助の陳情である。
資料132は、昭和三十四年九月に襲来した伊勢湾台風の際に、熊谷地方気象台から受けた警報・注意報の連絡であるが、状況が刻々と変化する増水の模様がわかる。また、この台風により、北本市域では二名の死亡者を出している。
資料133・134・135は、台風による被害に関するものであるが、四十年八月の台風十七号の際には、荒川にかかる高尾橋が流失する被害をうけている。

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