北本市史 資料編 現代

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第6章 教育と文化

第5節 北本の文化財

資料189は、天然記念物保存状況調査の報告である。ここで対象となっている蒲桜は、「史蹟名勝天然紀念物保存法」により、大正十一年(一九二二)に国の天然記念物に指定された。また、資料190にみえる板石塔婆と無患樹は、県指定文化財である。板石塔婆は考古資料に、無患樹は天然記念物に指定されている。
文化財保護法が制定されたのは昭和二十五年(一九五〇)であるが、埼玉県でも文化財保護のため昭和二十七年、埼玉県文化財保護条例が制定された。このため各市町村でも保護条例制定の動きが活発となり、北本では資料191のように昭和三十二年に北本宿村文化財保護条例が制定、公布された。

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