北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第1章 生活の場と民俗概観

第4節 民族とは何か ―民族知識を例として―

動物に関するもの
蛇は神様の使いだから殺してはいけない。
セキレイは神様の使いだから殺してはいけない。
ムカデは神様の使いだから殺してはいけない。
蛙は田の神様のお使いだから、十日夜にぼたもちを上げて供養する。
えびす講に供えた生きた鮒は、川に放すのがいい。
イボのできた時は、クモの糸を巻いておくととれる。
夜は鼠のことを夜の者と言わなくてはいけない。
鼠がいなくなると、火事がおこる。
子供の夜泣きには、鶏の絵馬を荒神様に上げる。
その形態や行動から、特定の神の依りまし・使わしめと認識されている動物がある。これらは大事にされ、また、特定の場所や時間には、直接その名を呼ぶのをはばかって、別の言葉を使ったりして避ける

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