北本市史 民俗編 民俗編一覧

全般 >> 北本市史 >> 民俗編 >> 民俗編一覧

第10章 民俗芸能・遊戯

第1節 民族芸能

2 各地域の囃子連

(四)囃子と祭り
荒井の囃子連は、六月三十日、七月一日の浅間神社、七月十四、五日の須賀神社、八月十七日の観音堂の祭礼に囃子を行った。それぞれ神社及び堂の境内で行うが、須賀神社の祭礼には、村回りがあり、囃子連もついて回り、民家の座敷で囃子をすることもあった。
石戸宿の囃子連は、二月二十五日と十月十五日の天神様の祭礼のときに獅子舞とともに囃子を行った。荒井の囃子連とはお互いの祭のときに招待しあった。荒井の人たちは二月二十五日にきて、石戸宿の人たちは七月十五日に行った。このようなときには囃子連にわずかばかりの謝礼金を出した。
北中丸の囃子連は、七月十五日の天王様の祭礼のとき囃子を行う。荒井と同様に北中丸でも村回りを行った。村回りでは各家の庭とか、大きな家の場合にはダイドコロで囃子をすることもあった。

<< 前のページに戻る