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第10章 民俗芸能・遊戯

第2節 民謡

2 仕事歌

ドハブチ歌
土手普請の際に歌われたのがこの歌である。作業の種類によって少しずつ歌が違うが、最初に歌われるのが「土もり歌」。続いて「杭打ち歌」、「タコつき歌」、「土端(どは)打ち歌」と続いていく。
一、ハァー こいとゆたとて ゆかりよか
  佐渡へよ 佐渡は四十九里 波の上よ
  ハァー ドッコイサのサッサ
一、ハァー かわいい男が とろに乘って通るよ
  今に ケガ でもヨー なけりゃ良いよ
  ハァー ドッコイサのサッサ
一、ハァー かわいい彼女が とろに乘って通るよ
  今に ケガ でもヨー なけりゃ良いよ
  ハァー ドッコイサのサッサ
一、ハァー いやな男だと 横目でみたらよ
  脇じゃ ほれたとヨー さつしゃがるよ
  ハァー ドスコイ サーサー
(荒井 新井政信 明治三十四年生)

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