北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第10章 民俗芸能・遊戯

第3節 遊戯

2 女の子の遊び

まりつき
明治の終わりごろにはゴムまりが出てきたが、それよりも前は手づくりのまりを使った。
作り方は、まりの芯になるところへいもがらの乾したのをぎゅうぎゅうにつめる。それを機織りに使う糸のくずでぐるぐる巻きにして作った。または、ゴム風船を芯にして、その上に糸を巻いていく場合もあった。大きさは直径が七~八センチメートルのものができたが、一生懸命たたいても七〇~八〇センチメートルしかはずまなかった。
まりのつき方は色々あったが、歌によって全部ちがったつき方をするものもあり、たいへん難しかったが、よく練習した。

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