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第10章 民俗芸能・遊戯

第3節 遊戯

3 男女共通の遊び

かごめかごめ
ジャンケンで鬼を決め、その他の子どもたちは手をつないで鬼の周りに大きな輪を作り、歌を歌いながら鬼の周りを回る。「かごめ かごめ……うしろの正面だあれ」と歌が終わったとき、しゃがんで目をかくしていた鬼が、うしろの人を当てたら交代する。
また、同じやり方で「坊さん坊さんどこ行くの・・・・・」と歌いながら行う場合もあった。この時は、ただ鬼の周りを回るのではなく、歌詞が会話になっており、途中の「このかんかん坊主くそ坊主・・・・・」のところで輪をせばめていって、鬼の頭をたたいたりした。
また、「小豆たったにいたった・・・・・」と歌いながらやる場合は、「煮えたかどうだか食べてみよ」と鬼のそばに集まり食べるまねをしたり、また輪を広げたりを何度か繰り返し、最後に「もう煮えた」といって全員がパーッと逃げる。鬼は「とまれ!」と制止して、近くにいる子をつかまえる、というふうにして行った。

写真12 あそびのようす

写真13 あそびのようす(昭和60年ころ)

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