北本市史 民俗編 民俗編一覧

全般 >> 北本市史 >> 民俗編 >> 民俗編一覧

第10章 民俗芸能・遊戯

第3節 遊戯

3 男女共通の遊び

手 遊 び
雨の日や天神講の時など、また冬の間火鉢で暖をとったりするときなどよくやった。
「ずいずいずつころばし」は、みんなが指で輪を作った中に、歌を歌いながらだれか一人がひとさし指を順に入れていく。歌の終わりで指の入った手を抜かしていった。
「いっちくたっちく」も「ずいずいずつころばし」と似ているが、歌が違っていた。
「おせんべ焼けたかな」は、火鉢のところで両手をかざしながら、「おせんべ焼けたかな」と言い指が止まったところで手を裏返していく。裏返したところにもう一度止まったら、その手は抜いていく。早く抜けたら勝ちだった。

<< 前のページに戻る