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第11章 伝説・世間話・昔話・諺

第1節 伝説

26 伊藤刑部が背負ってきた地蔵
      下石戸上、下

写真3 伊藤刑部の地蔵

(下石戸下 地蔵堂)

鎌倉時代、原(下石戸上、下)の開発者の一人として目される伊藤刑部は、伊豆の人で地蔵像を背負って当地にやってきた。たまたま、地蔵堂付近にさしかかると、どうしてもその先へ 進むことが出来ず、地蔵像をおろして、この地に住み付いたと云う。
地蔵堂のあった修福寺は明治4年、廃寺となっている。また、今日、栄保育所の北側辺りからクリカラ不動にかけた谷を、「刑部(ぎょうぶ)谷」と呼んでいる。
  ▽伊藤「原の生態」

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