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第11章 伝説・世間話・昔話・諺

第3節 昔話

16 十五夜の月
十五夜の晩になると必ず話してくれた話です。
昔、坊さんが、入口で、よく拝んだので、その家の人が、女中さんに「ぼたもちを持っていってやりなさい。」といった。
女中さんは、もったいないと思って、半分くれた。そしたら、坊さんが「十五夜月はまるいけれど、・・・」と。女中さんは、「雲に隠れてここに半分」。
  ▽話者・・・加藤とみさん(北中丸大正三年生)

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